文筆家で書評家の三宅香帆さんは、2019年から2022年まで株式会社リクルートでの勤務経験を持つ異色の経歴の持ち主です。
彼女がリクルートでどのような業務に携わり、その後どのような道を歩んだのかを詳しくご紹介します。
三宅香帆のリクルートへの就職とその背景
1994年、高知県に生まれた三宅さんは、京都大学文学部に進学し、博士課程まで進みました。
しかし、2019年に博士後期課程を中途退学し、就職のため東京へ移ります。
大学3年生の頃、就職か大学院進学かで悩み、広告会社や出版社のインターンシップに参加した三宅さん。
インターンシップの結果、仕事としてはしっくりこなかったため、そのときは大学院で研究をする道を選びました。
しかし2017年、大学院在学中に『人生を狂わす名著50』を出版し作家デビューしたことでこれからの考え方が変わります。
- 研究者の世界では二足のわらじを履くことが難しい
- 一度社会に出て働くことで書評家としてのキャリアにつながる
などの理由で、2019年、副業が認められている株式会社リクルートに就職しました。
リクルートでの業務内容
株式会社リクルートでは、ウェブマーケティングや就職希望者と企業とのマッチング業務を担当していました。
東京で会社員として働きつつ、副業として書評の仕事も続けていました。
リクルート退職とその後の活動
三宅さんは2022年にリクルートを退職しました。
忙しい日々は充実していましたが、読書に割ける時間が減ってしまうことに違和感を覚えたそうです。
「この生活では本が読めない」と感じ、読書への情熱を大切にしたいという思いから、思い切って会社を辞める決断をします。
「本を読む時間を確保することが、自分にとって何より大切だ」と考え、文筆業に専念する道を選んだのです
そして、研究にいそしんだ京都へ戻ることを選びました。
この経験は、後の著書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』にも反映されています。
著書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』について
この本では、現代人が本を読む時間を持てない理由について、歴史的背景を交えながら考察しています。
明治時代から現代に至るまでの働き方の変遷をたどり、仕事と読書の関係を分析。
特に、スマホの普及によって読書時間が奪われている現状にも着目し、本とスマホの情報の受け取り方の違いについて詳しく述べています。
単なる時間管理の話にとどまらず、読書という行為の価値や、それを確保するための働き方について深く掘り下げた一冊となっています。
まとめ
三宅香帆さんのリクルート時代から現在に至るまでの歩みは、働き方や読書との向き合い方について多くの示唆を与えてくれます。
彼女の経験や著書を通じて、自分自身の生活や時間の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
